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zoom RSS 【あの日から5年】福島アートの旅 - その1

<<   作成日時 : 2016/03/14 20:24   >>

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http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-12138298090.html
2016年3月12日

《転載開始》

昨日無事、福島から戻ってまいりました。

Twitterでは逐次リアルタイムで実況報告していましたが、
ブログでは、時系列的に内容をまとめてみたいと思います。

コチラの記事の最後の所の告知でも触れたとおり↓
【イラスト】勝川さん風チェブラーシカ
2016年3月6日
私の親戚がいわき市におり、
東日本大震災により被災しています。

全員無事でしたし、津波が家の数メートル手前で止まるなど、
幸運な所があったそうですが、「311」以降、
「世界」が変わった感が否めない所があります。

「どう生きるか」というのを日々考えております。

しかし、深刻に考えすぎても辛いので、取り敢えず、
いわき市の美術館や画廊など、
美術関係施設を見て回ろうと思いました。

私も一応は「絵描きの端くれ」という事もあり、
ブログで福島のアートを応援しようと思いました。

それから、何分内容量が多いので、
何回かに分けて記事を書こうと思います。

記事は連続では書かず、
間に海外アニメの記事とかを差し挟んで
その次に続きを書く様にすると思います。

それではご覧ください。





・3月9日 郡山
まずは東北新幹線で、郡山へ向かいました。

あいにく雪が降っていました。

画像

状況を見た印象では、ついさっきまで雨が降っていて、
雪が降り始めた様な感じでしょうか。

郡山へ向かった理由というのは、
福島で美術でアメブロをやっている方という事で、
『ギャラリーあさか乃』
さんをまずは訪問しようと思ったんですね。
あさか乃さんのブログ

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画廊の開設15周年を記念した、
『斎藤清 80選展』
が開催されていました。

有名な版画家、斎藤清の版画が数多く展示されていて、
中々見応えありました。

興味深いお話を伺い、会話が弾みました。

オーナーさんは、お客に対する気遣いや愛情に溢れる方でした。

ブログで宣伝したい旨を伝えると快くOKしてくださいました。

展覧会は、13日まで。

画像

画像

時間の流れ的には、あさか乃さん訪問よりも先なのですが、
郡山駅の駅ビルの1階の一角が、お店が閉店にでもなったのか?
仮設の壁で仮囲いがなされていたのですが、
その壁に、
『国際アート&デザイン専門学校』
の生徒のものと思われる作品の複製が展示されていました。

最初、この仮囲いの中で展覧会でも開催されているのかな?
と思いましたが、勘違いでした。

よく、建築現場の仮設壁に、アート作品が飾ってあったり、
壁画が描かれたりしていますけど、そんなノリなんでしょうか?

とてもいいと思ったので、勝手に宣伝させていただきました。

もし問題がある様でしたら、ご一報を。





・郡山→いわき
この後、磐越東線でいわきに向かいました。

東北新幹線は、幾分内陸を通っているのですが、
いわき駅は海に近い所を通っている常磐線の駅です。

やはり、あいにくの雨でした。

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いわき駅の目の前から通っている大通りで、
仕掛け時計を発見。

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たまたま17時の時に目の前を通ったのが良かった。

中から人形が出てきて、音楽も流れます。

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同じく大通りの歩道にある、パブリックアートの一つ。

犬が壁の中に入り、別の壁から出てくるという、
「四次元ポケット」ならぬ「四次元壁」?みたいな作品。

この、マグリット的というか、
ドラえもんの道具によって実現した世界みたいな、
シャレみたいな作品は好きです。

私は若い頃、シュルレアリスムに被れていて、
こんな感じの絵を描いていました。

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昨年(2015年)9月、
毒山凡太朗+キュンチョメ「今日も きこえる」
(ナオナカムラ)

という展覧会を3階で開催していた、
ワタナベ時計店にお邪魔。
毒山凡太朗+キュンチョメ展覧会「今日も きこえる」 ナオ ナカムラ 浜通り支部

残念ながら、この展示は観に行かれませんでした。

通常何も催し物をしていない時は、3階は閉鎖されているそうです。

ナオナカムラ、キュンチョメとは面識があり、
毒山凡太朗とは、Twitterで相互フォローの関係です。





まずは、駅から歩いて数分の画廊
『ELICONA』
さんにお邪魔。

エリコーナさんのサイト

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許可を得て外観を撮影させていただきましたが、
作品の撮影もOKだとの事なので、

特に興味を惹いた作品を撮影させていただきました。

主に、地元福島の作家の作品を取り扱っているそうですが、
勿論、県外の作家の作品もあります。

“私の選んだ一点”展
という展覧会で、50名の作家の作品が一堂に会していましたが、
遊び心溢れるユニークな作品が多く、中々の見応えでした。

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岡崎敏樹さんの作品です。

通常は羽子板の絵を描いてらっしゃるそうですが、
「顔の部分だけが欲しい」
という贅沢な?要求をする方がおられるそうで、
羽子板の顔の部分だけを作品にしてしまいました。

背景はビロード生地だそうです。

こういう作品は、前例が無いとか。

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五十嵐英弥さんの作品。

電球が逆上がりをしているという作品ですが、
普通に電気スタンドとしても使える実用性ある作品。

遊び心も実用性も兼ね備えた作品は、好きです。

鉄棒を軸に回転します。
確かこの作家の作品、何かで観た様な・・・。

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松井鮎子さんの作品。

木材を卵型の楕円形の輪状にしたものを、
「EXILE」の「Choo Choo TRAIN」の、
縦に並んで回転するパフォーマンスみたいに?
並べ重ねた作品ですが、
実は、1つの木から切り出したものだそうで、
松井さんの器用さと集中力たるや、凄まじいものを感じます。

下手したら「ポキッ」とイってしまいます。

庭にも彼女の作品があり、
やはり、板状のものを並べ重ねていました。

野晒しなんですが、大丈夫?

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猪熊克芳さんの作品。

抽象画の様にも見え、ぼやけた具象の様にも見えますが、
ぼやけ具合が、中央の部分と左右の部分とでは微妙に違い、
左右の付近はピンボケ風のぼやけなのに対し、
中央の青い部分付近は、割かしはっきりしているぼやけ。

何だか矛盾する説明ですが、ぼやけの度合いが違うという事。

まあこれは、あくまで私が感じた印象ですが。
青くて鮮やかな色彩だからそう見えただけかも?

さらに、茶色い部分は、コーヒーを絵具に用いているそうで、
作品によっては、コーヒーの香りがするものがあるそうです。

仕掛け絵本で「匂いのする絵本」というのがあるそうですが、
何だかそれを思い出してしまいました。

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山中現さんの作品。

版画だそうですが、
通常見る様な「所謂版画」といった感じではありません。

雰囲気としては、如何にも、
「顕微鏡を通して見たミクロの物体」
という感じです。

特別な技法によって制作されているそうで、
数も余り枚数が作れないそうです。

7枚くらいが限度だとか。

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熊田憲明さんの作品。

私は初めてコレを拝見した時、

「何で場違いな・・・」

と思いましたが、実は何と、紙粘土製だそうで、
それで、この作品の凄さを思い知りました。

細い部分は、心材に針金を用いて、
その周りに紙粘土を巻く等しているそうですし、
流石に、ガラス部分は紙粘土ではないですが、
大半は紙粘土だそうです。

ケミカルクレイ(合成樹脂粘土)という特殊な紙粘土だそうです。

生まれ育った福島県双葉町で長年美術教師をする傍ら、
紙粘土でクラシックカーを制作しているそうで、
個展を今までに何度も開催しているそうです。

ちなみに、斎藤清や、佐藤忠良といった、
有名所の作家の作品もあります。

展覧会は、18日まで。





エリコーナさんを後にした後、宿泊するホテルを見つけ、
夕飯を摂るお店を求めて、駅周辺を散策。

すると、こんな飲食店街を発見。

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『夜明け市場』
という通りですが、
『復興飲食店街』
というサブタイが付けられております。

この通りの意図するものを調べてみたところ、
東日本大震災によって営業を継続できなくなった飲食店オーナーや、
いわきを盛り上げたいと集まった起業家たちにより作られたそうです。

公式サイトがあり、そう説明されています。
夜明け市場とは « 夜明け市場

お金を落としてあげれば良かった・・・。

目を惹いたとはいえ、余りお金を掛けたく無かったので、
居酒屋系は避けていたので・・・。

でも、こういう時にケチケチしてはいけないですよね。

復興のお手伝いがてら、お金を沢山使わないと・・・。

雨が降っていたし、色々と知らない事ばかりだったので、
そこまで頭が回りませんでした。

ちなみにこの飲食店街は、
元は『白銀小路』という名称だったそうです。

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食事を摂った後、ホテルへ戻り、入浴して就寝。





次回は、弊ブログによくコメントをくださる、
北坂戸市民さんからのリクエストによる、薄磯訪問記を筆頭に、
いわきの隣駅「泉」の画廊巡りのレポートをお届けします。

震災によってお亡くなりになられた方々には、
心から哀悼の意を表すると共に、
被災された方々の生活が1日でも早く立ち直る事を願っております。

そのためのお手伝いとか、出来るならばしたいです!!

リップサービスで無しに、本気です!!

※画廊とワタナベ時計店の画像は、許可を得て撮影、公開しています。

《転載終了》

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